毎日アイカツ!その20
ここからぼちぼち加速していきます...
アイカツ!20話「ヴァンパイア・スキャンダル」(7/4視聴)
ある朝
アイドル雑誌を抱えて部屋に戻ってきたあおい。きっとお仕事の報酬の数割はアイドル雑誌で消えていくに違いない。
そのうちの一つを見て突然驚いた声を出しました。
「あー!いちご、見て!」
いちごは見せられたページのタイトルを読みます。
「藤堂ユリカ様の素顔は地味な眼鏡っ娘?」
「これは、、、スキャンダル!」(あおい)
・立ち直れるの...?
「わたしは600年もの間この世をさまようドラキュラ伯爵の末裔。あなたごときが気安く話せる相手じゃないのよ?」(意訳)
今日も今日とて通常運転のユリカ様
「それとも、あなたそんなにユリカ様に血を吸われたいの?」
「はい!」(満面の笑み)
、、、おとめ相手には手応えがなさそう
調子を崩されながらもままよとおとめの首筋に歯を、、、
「吸うなよ、、、」
そこへいちごとあおいが飛び込んできました。
「ユリカちゃん!穏やかじゃないわ!」(あおい)
学園長室
ここにもジョニー先生が飛び込んできました。
例の記事についてです。ロックフェスも間近なのにこのスキャンダル。
これは大ピンチ、、、!と騒ぐジョニーに一声落ち着いて、と学園長。
「アイドルにスキャンダルはつきもの。」
笑って受け流します。
「どうやってこの試練を乗り越えるか。そこに藤堂ユリカの将来がかかっているのよ。」
ユリカの部屋
制服のままベッドに突っ伏すユリカ。相当ショックを受けているみたい、、、
翌朝
例の雑誌を手に話すいちごたち4人。
取られた写真は2枚で、いちごが付き添いで病院に行った時のオフユリカと、出前のにんにくラーメンを受け取るユリカです。
「ユリカたんギャップらぶゆ〜!」
「そのユリカちゃんもすごくかわいいね!」(いちご)
「スキャンダル、、、それはアイドルの勲章!スキャンダルの一つや二つすっぱ抜かれてこそのアイドルよ!」
おとめといちごは自分が感じたままの感想を、あおいはアイドル博士としての意見です。
しかし蘭は曇り顔
「ファンはあの吸血鬼キャラを気に入ってたんだ。素顔のユリカを見て離れていってしまうファンもいるかもしれない。」
「それにこのことが原因でアイカツランキングが落ちる可能性がある。」
アイカツランキングって? なんのことかわからないいちごとおとめ
アイカツランキングとはスターライト学園のアイドルをランキングで表したもの。トップは言うまでもなく神崎美月。各オーディションやお仕事など幅広い項目の中から評価され、中でも一番影響力のあるのはスターライトクイーンカップ。現スターライトクイーンである美月に挑むこの大会がアイカツランキングに大きな影響を与えます。
今回のことでユリカがやる気を失わなきゃいいけど、、、
蘭はそのことが気掛かりなようです。
本院抜きで悩んでいても仕方ない、ユリカの様子を見に行こう!といちごが提案し、みんなでユリカの部屋を訪ねることに。
昨日ショックでいつも持ち歩いている日傘を忘れていったので届ける意味合いも持ってユリカの部屋を訪ねます。
「わたしが甘かった、、、」
写真を撮られたことをかなり気に病んでいるユリカ
「美月さんなら絶対あんな写真撮られたりしない。何やってるんだろわたし、、、もうほんと最低...」
素だと吸血鬼キャラの時よりも内気でおとなしいユリカですが、今回の件も相まってかなり小さくなってしまっています。
ロックフェスのコーデがまだ決まっていないと言うので、みんなでコーデを選んで少しでも明るい気持ちになってもらおうと頑張るいちごたち。
蘭もユリカの部屋を見渡して何か見つけたようです。
「ユリカ!これいいか?」
蘭が手にしているのはユリカのカードホルダー。
改めてみんなでコーデを考えます。
「ここはいっそプレミアムレアカードでいったらどうかな。」(蘭)
ユリカはまだ持っていないみたい。
「ロックフェスという大きなステージで披露すれば大きな話題になる。スキャンダルなんてあっという間に吹き飛ばせるだろ。」(蘭)
でも手に入れるには一つ問題があるようで
「ロリゴシックのデザイナーからはそう簡単にはカードがもらえないらしい。」(蘭)
これまで協力してプレミアムレアカードを手に入れてきた4人は、今回もみんなでお願いしてもらいに行こう!と言いますが当のユリカは浮かない顔のまま
「みんなありがとう。でも、もういいの。」
「わたし、ロックフェスには出ない。」
「ごめんなさい。1人にして、、、」
・信じてくれる人のために
トマトを齧りながら夜道を歌い歩くジョニー先生。完全に変人です。
そこにいちごが駆け寄り声をかけます。
「ロリゴシックのデザイナーさんに会いたいんです!」
すると先生は顔を真っ青にして何かに怯えるように逃げ去ってしまいました。
逃げるジョニー先生を見てなんだあれ、、、とつぶやく涼川さん。いちごに話しかけます。
「どうしてプレミアムレアカードが欲しいんだ?」
「カードがあればいつものユリカちゃんに戻ると思って。」
いちごは答えますが涼川さんはバサリと切り捨てます。
「それは違うな。」
「本人にその気がないのにカードを手に入れても意味がない。違うか?」
そう言い去って行きました。
そうだよね、、、といちごはわかってはいるけど、何かしてあげたい歯がゆさを感じています。
ユリカは自室で横になってぼんやりカードを眺めています。
そこにノックの音が
「ごめん、ユリカちゃん。わたし、もう一度血を吸って欲しい!」
「あ、そうじゃなくて、いつものユリカ様に戻って欲しい!ユリカちゃんのファンのみんなだってそう思ってるよ。」
ドアを開けるユリカ。そこにはいちごが立っていました。
「ファンは、、、吸血鬼キャラのわたしを応援してくれていたの。それなのにあんな姿を見せてがっかりさせてしまった、、、」
「わたし、もうアイドルやめる...!」
「ダメだよ!」
大きく扉を開け放ついちご
来て!とユリカを外に連れ出します。
寮の外の生垣に連れてこられたユリカ。のぞいてみると学園のみんなが隠れていました。
〜
ユリカの部屋に行く途中に寮の外の生垣で何かを見つけたいちご。のぞいてみるとアイドルたちが隠れていました。
「私たち、ユリカ様のファンなの。」
そういった女の子の後ろには同じように隠れていたアイドルたちがずらり。
毎晩獲物を求めて彷徨うユリカが見たくてこうして待っていたそうです。
「でもユリカちゃんは今、、、」(いちご)
「きっとユリカ様は戻って来てくれる!」「うん!」
彼女たちはユリカのことを信じてくれていました。
〜
「みんなユリカ様を待っているんだよ!」(いちご)
いちごの想いとアイドルたちの気持ちを受け、ずっと俯いていたユリカにも変化が
「いちごちゃん、、、わたしもう一度会いたい。ファンのみんなに!」
「でもこのままじゃ、、、 そっか!」
「わたし、ロリゴシックのデザイナーさんに会いに行く! プレミアムレアカードを手に入れる!」
そこへ学園長からの電話が
どうやらロリゴシックのデザイナーさんが会ってくれるそうです。
・ロリゴシックにふさわしい女の子になるために
後日
ロリゴシックのデザイナー、夢小路魔夜の屋敷へと赴く5人。
「ここ、本当に日本か?」(蘭)
他のみんながおっかなびっくりのぞいているのに対しおとめだけが目を輝かせています。
門の前にいてもらちがあかないのでユリカが先陣を切って屋敷の中へ
その様子を見ていた屋敷の主人らしき人物、おそらくは夢小路魔夜、、、
「アラン、お客様がいらしたみたいだよ。」
そばにいたコウモリに話しかけ不敵に笑います。
「みんな、付き合わせてごめんね、、、」
申し訳ないのか4人に謝るユリカ
「何言ってるんだ、行くぞ!」
そう返し歩き出すと何かが目の前を横切り素っ頓狂な声を上げる蘭
影の消えた先におとめが駆け寄り、何かを抱いて振り返りました。黒猫です。
可愛らしい猫に変な声を出したことでバツの悪そうな蘭さん、、、w
一方学園長室では
そういえば先生はお屋敷に行ったことがあったわよね?とジョニー先生に尋ねる学園長。
ジョニーはなぜかトマトジュースを作っています。
お中元を届けに一度訪れたことがあるそうで、その時の出来事が軽くトラウマになっている様子
「あれは魔夜なりのおもてなしなのよ。」
笑う学園長
あれがおもてなし?と納得のいかないジョニー先生。よほど怖い思いをしたのでしょう笑
魔夜はお化け屋敷を作り人を雇って屋敷を訪れる客を脅かしているそうです。
「あれはおもてなしであると同時にアイドルたちを試すことでもある。」
「ロリゴシックへの思い。そしてアイドルであることへの強い決意。それがある子にしか夢小路魔夜は決して会わない。」
果たしてユリカは魔夜に会えるのか、と学園長はつぶやきます。
襲いくる甲冑を回し蹴りで撃退する蘭。先ほどの汚名返上です。
倒れ込んだ甲冑に手を貸し立たせてやります。
すると彼(甲冑)は蘭のファンらしく魔夜のもとへの近道を教えてくれました。
5人を見送りカメラに向かって合図をする甲冑。
次は廊下に飾られている肖像画から、帰れ...の声が。
ここはいちごが目に涙をためながら必死に耐えている迫真のシーンです、、、
ユリカだけ肖像画を睨みつけます。するとさらに声が
...ロリゴシックはお前にはふさわしくない......
肖像画をキッと睨むも何も言い返せません。
扉を開けるとたくさんの怪人が待ち構えていました。もみくちゃにされながら相手をする蘭とおとめを残し3人は次の部屋へ
すると魔女が大きな鍋で何かを煮込んでいます、、、
両サイドをいちごとあおいが押さえ込み、ユリカに先に行くよう促します。
置いて行くなんて...とためらうユリカに
「ファンが待ってるよ!」(いちご)
と背中を押しユリカは走り出します。
そして最後の部屋にたどり着きました。
「ここまでたどり着いた子は初めてだ。300年もこの館をさまよっている。ここはお前のような小娘が足を踏み入れていい場所ではない。」(魔夜)
そこへ4人が追いつきました。部屋の異様な雰囲気に押されています。
「お黙りなさい!」
ユリカは負けません
「あなたたち、そんなにこのユリカ様に血を吸われたいの!」
元のユリカ様だ!と喜ぶ4人
ユリカはさらに続けます。
「あなた、300年さまよっていると言ったけれど甘かったわね。わたしは600年生き続けるドラキュラ伯爵の末裔。このユリカ様が自ら来てあげたのよ。プレミアムレアカードはいただいて行くわ。」
「面白い。ではそれ相応のもてなしをしなければなるまい。」
「あなたは、、、」
ここで明かりがつき背を向けていた人物が振り返ります。
「初めまして。夢小路魔夜です。」
コウモリのアランに合図をしベールを外させるとそこにはロリゴシックのプレミアムレアドレスが。
ゴスマジックコーデです。
そのままユリカに問いかけます。
「今の君にこのドレスが着こなせるの?僕のドレスはね、強い女の子にしか似合わないんだ。毅然と凛々しく顎は上向きに。」
そして例の記事を見せます。
「こんな写真撮られたくらいでヘニャヘニャしてしまう女の子には着て欲しくない。」
その言葉にユリカは奥歯を噛み締めます。
「魔夜さん!ユリカちゃんはヘニャヘニャなんてして...」
いちごが言い終える前にユリカは魔夜に歩み寄り持っている雑誌を奪い、なんと暖炉へ投げ捨てました。
「わたしは、、、わたしはプレミアムレアドレスが着たいの!あのドレスを着ればもう一度ファンの前に立つ勇気が持てると思うから!」
「だからお願い、、、ゴスマジックコーデをわたしにください!」
魔夜はそんなユリカにさらに問いかけます。
「デザイナーは魂を込めて服を作る。だからその服にふさわしい人間に着てもらいたいと思う。」
「今の君がこのドレスにふさわしいと胸をはって言える?」
、、、
「言えません、、、」
「でも、わたし、ロリゴシックのドレスが大好きなの!今はまだプレミアムレアドレスにふさわしくないかもしれない。でもきっとそうなる。そのためにはどんな努力もする!わたしは誰よりもロリゴシックのドレスにふさわしいアイドルになります!」
そう言い切り魔夜を見つめるユリカ。魔夜も見つめ返します。
ふっと目を閉じこう告げる
「高い目標を目指して登っていけばいつかそこへたどり着けるかもしれない。」
指を鳴らしてドレスをカードに
「僕はそうやって努力する女の子が好きなんだ。君にはきっとこのドレスが似合う。」
魔夜からカードを受け取り一瞬嬉しそうな顔をするもすぐに吸血鬼キャラに戻るユリカ
「当然でしょ!このユリカ様以外に誰が着こなせるって言うのかしら!」
ちょっと驚いた顔をしてそのあと笑う魔夜、そしてユリカの表情も和らぎました。
・乗り越えた先の高みへ
ロックフェス当日
ジョニー先生からトマトジュースをもらいました。今日のために試行錯誤して完成させたそうです。
それを完飲するユリカ。
「美味しい!」
行ってきます!とステージへと向かいます。
みんなもエールを送ります。
「「「「「頑張れ!!!!!」」」」」
アイカツシステムへと向かうそのてにはロリゴシックのプレミアムレアカードが
客席では魔夜さんも見守っています。
曲は「硝子ドール」
ロリゴシックの似合う凛とした強い女の子の表情でステージを終えました。
出待ちのファンの前に姿を表すユリカ
素のユリカ様も見たかった〜と言う声にこう返します
「あれは300年に一度しか見られない超レアユリカ様よ。幸運だったわね。」
さらに盛り上がるファン
そしてキメ台詞
「あなたたち、そんなにユリカ様に血を吸われたいの?」
「乗り越えたみたいだな。」(蘭)
「ファンの皆さんも楽しそうです!」(おとめ)
「やっぱりユリカちゃんはああじゃなくちゃね!」(あおい)
「ユリカ様、完全復活です!」(いちご)
・アイカツ格言
「壁に耳あり障子に目あり」ユリカといちごです
アイドルである限り常に人目を意識しなければいけないというのは辛いものがありますね。特にユリカは吸血鬼キャラという普段と真逆のキャラで通していますから、オフの姿を見られただけで大変です。
でも今回のスキャンダルを乗り越えたことで自信にもつながり、より魅力的な”ユリカ様”になってくれると思います。
・まとめ
2週連続ユリカ回、半月以上開いてしまいましたがなんとか回収。
前回初登場があのインパクトでいきなり素顔も見せて、今回は弱い部分と強い部分両方のユリカが印象的でした。
ユリカを連れ出すいちごとのシーン、魔夜との問答のシーン、どれも素晴らしく見てて胸が熱くなりましたね。
頑張っている友達を放っておけないいちごのいいところがまた出たな、という感じで、あのちょっと強引なところも、自分が弱気になっている中相手からしたら救われる部分もあるのではないでしょうか。
そして魔夜とのシーンでは魔夜のロリゴシックへの揺るぎない想い。そしてユリカの好きだからふさわしい自分になりたいという強い想い。両者のぶつかり合いがハラハラさせられましたが不思議とうんうん頷きながら見ていました。
前にも書いた気がしますがアイドルとデザイナーというドレスでつながっている両者の関係性がすごく好きで、特にロリゴシックはそれが顕著に表現されており、この話や他のロリゴシックに関するお話はいつも胸が熱くなります。
またね、数十話後にとんでもない話も待っていますからね、、、
藤堂ユリカというアイドルがもっと好きになれるお話でした。
次回、伝説のアイドルの伝説の番組に挑め